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Jin's Diary&Essey

  #947
承前・ゴツン !
Date: 2017/11/15(Wed) 
 誰かさんみたいに「ビール瓶で殴打」するようなことは論外だが、僕の場合よほど腹に据えかねるような事でも「お前らしくないぞ ! もう一度考えてご覧」などと云って反省を求めるようにして来た。

 普通の人間だったら「はっ」として深く省み、詫びを入れてくるものだが、件 (くだん) の 6人に限っては20年を経過しても一向に間違いに気付かない。こうなると僕のほうの教育に何か重大な手落ちが有ったのかもしれないという考えすら浮かんで来る。

 恩師・岡本敏明教授は、未熟で手に負えないような学生どもを引き連れて「演奏行脚」をしているときでも、決して大声を上げて咎めるような事はなさらずに「もういちど よおーく 考えてごらん…」と云われるだけだった。そのひと言でやんちゃな学生どもは震え上がって怖れおののき、深く反省し、悔い改め、先生の部屋に謝りに行った。

 いや、一度だけ大声で怒鳴られた事が有った事をいま思い出した。

 東北の或る県をぐるーっと一周する3週間の行脚、一日4ステージ ! さすが若い学生達も疲れ果て、それが極限に達すると自分で自分の感情を制御することが出来なくなりステージ上でふとした事で笑いが飛び出してしまい、それが瞬く間に隣り隣りと伝染してついに歌が停まってしまい、聞いている子ども達があっけにとられて収拾が付かなくなる、と云う事件が・・・。

 その会場を出る時、玄関で師に呼び止められ「あの無様な演奏は何か ? ひっぱたくゾ ! 」と云われたのであった。そのような凄まじい言葉で学生を叱責なさるような事がたったの一度も無かった先生なだけにその時は「師の本心」を量り兼ねたのだった。

 今思う、云わなければならない事が有ればタイミングを逃さずにその場でビシッと決めなければいけない事がある、と云う事。