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Jin's Diary&Essey

  #941
帽子 あれこれ
Date: 2017/10/20(Fri) 
 父親は明治の人だったから、出掛ける時は勿論帽子を被っていた。恩師・敏明先生も殆どの場合帽子は着用して居られた。
 
 直接にその影響だとは言い切れないが、僕も長い事帽子を被っている。べつに " 禿げ隠し " と云う訳でなくむしろ防暑・防寒、あるいは怪我防止のためである。一年中着用するから色々な種類のものが5~60ほど有って取っ替え引っ替え使用してる。

 帽子屋の数は多くない、伊勢佐木町のニシカワも大分前に閉じてしまった。最初に父親と一緒に行った銀座のトラヤ、僕も長く通っていたが店員の客あしらいがやや無礼なので段々と足が遠くなってしまった。同じトラヤでも渋谷の東横の中にある店には「吉井さん」という店長が居てこの人が親切で色々と話に乗って呉れ幾つか購入もしている。

 海外の帽子屋と云えばやはりロンドンが一番、街を歩いていると必ず数軒の店が見つかる。旅行中なので沢山は買えないけれど、一つ二つは気に入ったものを手に入れている。反対にニューヨークのマンハッタンは帽子屋が少なくて、ははぁーんニューヨークっ子が被らなくなったので日本と同じように店が少ないな ! と思ったりする。

 昨今、日本では帽子を被る人がやや多くなっているように見えるが、テレビタレントあたりの巫山戯た遊び帽子が多く、ちゃんとしたものを扱っている店はなかなか見つからない。店員自身も知識不足、和服屋さんのように相手の人柄を深く観察し適切なものを薦める…といった文化が育つのにはまだ100年も掛かりそうだ。
 タレントといえばコメンテイターのなかにフザケた帽子を被ったまま発言する奴 ( 築地の卵焼屋の弟だとか ) が居たり被ったまま食う奴などがいて腹立たしい・情けない思いをする。

 帽子愛用者としてもうひとつの問題は日本では殆どのホテルやレストランに「帽子掛け」が見当たらない事。たまたま食べ物屋に帽子掛けが有って、珍しいな ! と思いつつそこに掛け、帰り際に見ると僕の帽子の上にコートが沢山掛かっていて帽子はくちゃくちゃになって居る。またある時、横浜の " みなとみらい " にある有名なホテルで会合が有り、クロークにボルサリーノのソフト帽を預けた所、帰りにしわくちゃになって返されたので「この上に何か荷物でも ? 」 と訊ねると先方は悪びれもせずに「はい」と云ったのには空いた口が塞がらなかった。やれやれ・・・