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Jin's Diary&Essey

  #937
小森さんコンサート終る
Date: 2017/09/26(Tue) 
 お亡くなりになって15ヶ月、大勢の歌手や縁のあった役者が集まって小森さんの作品を沢山歌った。

 歌の専門家の他に、やはり朗々と歌った俳優「金田明夫」にまったく感心させられた。
 「メロディーに歌詞が付いている」のではなく、「台詞にメロディーが付いている」という感じ ! 説得力が違う。

 彼の生き生きとした歌を聴いていると、声楽家が声震わせてメロディーを張り上げ、聞き取り難い言葉を伴っているのに比べると役者という人達は日本語を練り上げているのだな、ということがひしひしと伝わって来る。

 築地の朝日ホールを一杯に埋めた聴衆からは沢山の拍手を頂き、僕に与えられた「・・・トットちゃん」の抜粋は、せめてあと十数分やりたかった ! と思った。そもそも1時間程かかる大曲なのだから。

 ・・・貴重な作曲家小森昭宏さんが旅立ってしまったことは、ややもすると「ちんぷんかんぷん」な新作が跳梁跋扈する日本としては「失望落胆」ともいえる出来事・・・ と#936に書いたけれども、多くの人が「聞いて楽しい」、或は「歌ってみたい」と思うような作品がもっともっと生まれたらいいな…と思った事だった。

 足を運んで下さった方々に篤く御礼申し上げます。

 さて、次の仕事・・・、今週の土曜は宇都宮で「男声合唱フェスティバル」があり、一昨年に続いて " 褒め役 " を仰せつかって伺うことになっている。

 小森さんの遺志をしっかりと受継いで「歌って楽しく・聞いても楽しい」音楽を分かって頂く為の大仕事をやって来よう。