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Jin's Diary&Essey

  #936
追悼・小森昭宏
Date: 2017/09/24(Sun) 
 作曲家、小森昭宏さんが旅立たれてから1年と3ヶ月が過ぎた。
 あした(9月26日)夜、浜離宮の朝日ホールで追悼コンサートが開かれる。

 きのう、リハーサルに行って来た。小森さんを慕う声楽家が10数人と劇団「円」の役者数人が集まってそれぞれ思い出を語ったり小森作品を歌ったりする集いは膨大な内容となり明日の本番は何時間必要なのか見当もつかない。

 僕も小森さんのオーケストラ作品を指揮して来た関係から「窓際のトットちゃん」の「さわり」を7分にギュッと要約してフィナーレに出ることになっている。

 50分以上もかかる3管編成の大オーケストラとナレーション付きの音楽 ! それを7分に縮めるのだからとても苦労した。

 三輪勝恵さんの語り、チェロの山浦陽子さん、ピアノ連弾の上 雅子さん・蔵田雅子さんの4人の力を借りて見事に「…トットちゃん」の世界を浮かび上がらせることができた。小森さんの童謡と歌曲が20数曲も演奏されたあとに奏でられる「静かな語りとピアノ連弾に支えられたチェロの響き」はきっと聴衆を別の世界に招くことと思う。

 指揮…とは大袈裟なのだが、この4人の絶妙な「か ら み」を誘導しなければならない役目 !

 あいにくチケットは完売となってしまったとの事なので、このダイアリーを読んで下さった貴方には次回ダイアリーの結果報告をお届けすることになります。

 貴重な作曲家小森昭宏さんが旅立ってしまったことは、ややもすると「ちんぷんかんぷん」な新作が跳梁跋扈する日本としては「失望落胆」ともいえる出来事なのであった…と今更の如く思う。