[トップ] [検索] [管理用]
Jin's Diary&Essey

  #881
出藍の誉れ
Date: 2016/10/10(Mon) 
 「青は藍より出でて藍より青し」・・・「藍」とは、染料に使う藍草のことで、藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となる。その関係を弟子と師匠にあてはめて「弟子が師匠の学識や技術を越える」という意のことわざ。

 荀子の言葉で、学問や努力により持って生まれた資質を越えることができるということ。「青は藍より出でて藍より青し・・氷は水これをなして水より寒し」に基づく。

 #880に述べた通りここで実名を揚げる事は控えておくが「ひょっとして自分の事か ? 」「もしかしてあの人の事 ? 」等と暫し推理し楽しんで頂きたい。主として嘗ての勤務先「国立音楽大学」で教えた人物がそれなのだが、彼等も既に世の中に出て30年 ( ひと世代 ) を超え立派に仕事をしている人ばかり、その中に僕が「あれっ」と思うほど全てを弁えて邁進している人が居る。

 僕が彼等を頼りにする・・と云うと些か語弊があるけれど、そうしたくなるほどしっかりとしたポリシーを弁えその近況に接すると「参った ! 一本取られた」と言いたくなるほど傑出している。

 指揮しても一流、作曲や編曲にも優れている。文献を隅々迄研究して見事な資料を書き上げる。なによりも教育者としてただ単に子ども達に講義するので無しに人格の陶冶を企図して綿密な指導技術を備えている。

 こう書いているとここ ( 喉 ) 迄名前が出て、うっかりすると彼等の名を口走りそうになる。しかしひとたび本人に伝わってしまうとそのこと ( 君こそ出藍の誉れだ ! ) が大きなプレッシャーとなってご本人はしばらくの間ギクシャクとなり兼ねない。

    このような弟子を与えられた僕こそ何と幸せな事か、と感謝の毎日である。