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Jin's Diary&Essey

  #876
お百姓さん ありがとう
Date: 2016/09/14(Wed) 
 戦争中に育った者はご飯食べる前に必ず言わされた。

 「お百姓さん」と云う言葉が戦争後「農民」とか「農夫」などに言い換えられるとともに「有り難う」も消えてしまった。

 親は決まって「お百姓さんの苦労」「お天道様のお蔭」「ご飯が身体を作ってくれる」などなどくどいほど言って聞かせた。

 その頃の親の歳をとっくに超えたいまでも「いただきます」を言う度に親の言葉が甦る。

 「身体のご飯」を頂く際、目についたもの、いい匂いがするものなどをやたら口に抛り込んでいると「いまに健康を損ねる」

 「虫歯になる」などと怖れる。気に入った物だけでなくたまには苦手な物でも「身体にいいのだから」と言われて恐る恐る食

 べているうちに段々好きになってしまい、気が付くと健康な身体が作られている。



 

 もうお気付きだろうと思うので一足飛びに結論を言う。 

 
       「心のご飯」である筈の「音楽」を摂るときに、

       「目についたから」「いい匂いがしているから」「流行っているから」
 
 などと云ってあまりにも簡単に「価値の低い音楽」に大切な時間とエネルギーを費やして居ないだろうか。