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Jin's Diary&Essey

  #865
端午の節句
Date: 2016/05/05(Thu) 
 菖蒲湯に入り柏餅や粽を食べるのが子どもの頃の習慣だった。

 未だ学校に上がる前(4,5歳の頃か?)、15歳以上も歳の離れた長兄が、ナニ流か知らないが謡曲を習いに行っていて家の中で妙な声色で訳分からない文句を唸るのでいつも可笑しがっていた。その中で「・・・シキノセチエノコトハジメ(四季の節会の事始め)」という所だけが耳に残り、そこのところだけを真似して家の中を走り回っては兄貴に追いかけられて拳骨を食らったものだった。

 それからずっと後になって高校の漢文の時間に「節会」とは宮廷の催し(宴会)のことだと習った。

 たくさんの節会のうちの5つを幕府が公的な行事・祝日として定めたのが1月7日(人日の節句)、3月3日(上巳の節句)、5月5日(端午の節句)、7月7日(七夕の節句)、9月9日(重陽の節句)、日本ではそれぞれ七草の節句・桃(雛祭り)の〃・菖蒲の〃・七夕・菊の〃と言い節句料理を食べた。

 だんだんと世の中が変わって行くと祝い方も移り変わって行ったが今でも正月の「おせち」だけはどんな家でも受け継がれている事だろう。七草粥・菱餅や白酒・柏餅や粽・素麺・菊酒なども忘れたく無い日本の文化であり大切な風習だ。

 もともと中国の陰陽五行説に由来したものなのだろうが、我々年寄りが懐かしむだけでなく若い人達に是非伝えて行かなければならない「節句」。