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Jin's Diary&Essey

  #864
陽春五月
Date: 2016/05/02(Mon) 
 アッと言う間に今年の3分の1が過ぎて気が付けば5月、とても早く月日が跳んで行く。

 子どもの頃はひと月先の正月が中々来なくてじりじりしたものだが、歳取るにつれて時計の速度が増し、此の頃はうっかりしていると一週間どころか一ヶ月が直ぐ経ってしまう。

 子どもの頃と違って、しなければならないこと、考えなければならないことが沢山あるのに月日が早く過ぎるのは困りもの。

 年寄りの証拠なのだろう、此の頃会話がクドくなって同じ事を2度3度と繰り返している自分に気が付いている。

 恩師・岡本敏明教授の晩年は、お供していると同じ話が反復されることが日常的にあり「老人とは・・・」などと感想を持った事があるけれど、いつの間にか己がそうなっていることに愕然とする。

 きのう、T夫妻とN君きょうだいが新丸ビルの中に有る贅沢なレストランに招んでくれてシャワシャワと泡立つお酒で「カンパーイ ! お目出度うございまーす ! 」と言ってくれて「あぁ遂に恩師よりも両親よりも長生きしたんだなぁ…」と、暫し感慨に耽った。恩師は70、父は56、母は74歳で亡くなっているから、僕はその誰よりも長く命を与えられている。自分の周りに年長者が居れば手本にして生きて行くことができるのだが、今の所お手本を探さないとならないので戸惑う。

 心うきうきする筈の5月を迎え、なんとなく躊躇いながら過ごすこの数日。