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Jin's Diary&Essey

  #859
草鞋履く
Date: 2016/03/25(Fri) 
 土曜お昼の便で高松に向かう。
香川二期会合唱団は1972年からのお付き合いだから今年で44年。毎年教会合唱の名曲を僕が受け持ち、団生え抜きの指揮者である藍川佳津樹さんが主に邦人の現代曲に取り組みフィナーレは藍川氏と僕とで客席のお客さんを巻き込んで肩の凝らない音楽でしかも品位を失わない佳曲を聞いてもらったり一緒に歌ってもらったりする独特のポリシーが確立してその極意を解き明かしたいと願う全国各地のコーラス指導者や愛好者も毎年7月に行われるコンサートには大勢来てくれるようになり2000人近いキャパの大ホールはほぼ満員となる盛況ぶり。

 今年は7月10日(日)にシューベルトが若き頃友人の司祭昇格を祝って書き上げた「へ長調のミサ」を第1ステージに、続く邦人傑作はあの田中利光の代表作「魚の譜(詩:川添一郎)」を藍川氏の棒で、フィナーレは久しぶりにJ.シュトラウスをいくつか歌ってもらう計画、明日から今シーズン2度目のレッスンに行く。

 日曜の夕方稽古が終るとマリンライナーで岡山へ、この地で見つけた素敵なビヤホールで美味しい黒ビールとビッツァを頂いてから最近気に入っている某ホテルに入る。仕事でホテルは沢山滞在するけれども街一番のシティーホテルは最近ぐんと値上がりして仕事のたびにこんな所に泊まっていたのでは大赤字必定、だからといって宣伝賑やかなビジネスホテルは安かろう悪かろうの誹りを免れず朝食の時などは文化も習慣も大いに異なる近隣諸国の人達が食べ散らかしたビュッフェの料理を口にする気にもなれずコーヒーだけで這々の体でチェックアウトする事が続いて悩ましい事限りない。だからようやく見つけたまあまあのホテルは決して友人にも教えないようにソッと泊まるようにしている。

 翌朝寝坊して遅い朝食を摂ってから新幹線に乗り博多に向かう。大して急がないので岡山始発の「こだま」か「ひかり」でゆったりのんびりと移動する。午後早く博多に着き新らしい駅ビルをブラッとひと回りしてから地下鉄でホテルへ。上にも述べた事だが博多ほどホテル選択の難しい街は無い。40年以上この街を訪れているが年々荒んでくるみたいで安い所は客の扱いがゾンザイ…高い所は何回泊まってもドアマンもフロントも僕の顔と名前を覚える努力に欠ける。( 今回取り壊されるらしい東京紀尾井町の H,O などは昔、駆け出しの僕が第九のコンサートの時に2晩泊まっただけなのにドアマンのおじさんはその後食事に行く度に「オカモト様こんばんわ ! 」と必ず声をかけてくれたものだった。)

 さて、火曜日は今から10数年前に当地の優れた音楽家「行徳睦代(没)」さんが音楽をもっと広く、そして深く勉強したい…と仰って始まった指揮者、ピアニスト、声楽家、作曲家など色々な専門家(中堅の)10名程の勉強会「火曜会」の例会日だ。東京の音楽教育学会のワークショップ同様「音感」「ボリフォニー」「指揮法」をはじめ「広く・深く」勉強を続けている。この会のことは今迄も何回かここで紹介してきたが、これからも折に触れて話して行こうと思う。16時頃に終って羽田に向かう。

     1年中、こんな具合に過ごして行くとアッと言う間におじいさんになって行く ! !