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Jin's Diary&Essey

  #853
コンサートホール<3-1>
Date: 2016/02/14(Sun) 
昨今、日本の音楽ホールは大きく様子を変えて、思いがけない地方で驚嘆するような音響のホールに出会うようになった。
僕がデビューした頃は響きに満足出来るホールは少なくて、折角念入りに練習したオーケストラやコーラスが貧弱な響きの所で本番を迎え口惜しい思いを何度もした。

ロイヤルフェスティバールといえばロンドン・テームズ側沿いに有る屈指のホール、隣接する中ぐらいのアルバートホール、小ホールのパーセルルームと3つ並んで行くのにも便利で何10回も通った。この大ホールで感心した事は聴衆が上の階に上がる時のエレベーター、日本のように10人そこそこで満員になるものとは異なり何10人も一度に乗れてアッと言う間に上層階に行くことができる。

エレベーターと云えば同じホールの楽屋エレベーターも大きいから2,3回でオーケストラ全員がステージ横迄行くことができる。日本の某「音楽文化ホール」のように地下の楽屋から鉄の階段を音がしないようにしかも俊敏に駆け上がりその結果ハァハァ言いながらステージの席に着く ! などという惨めな感じなど何処にもない。また東京の郊外にある某ホールでは楽屋の音がステージに筒抜けになるとの事で「楽屋では楽器の練習や大声の話し声をつつしむ事! 」と注意が掲示されていて呆れる。

オリンピックやラグビーの大会を控えて文化ホール関係も改築のブームが到来しているけれども「西欧スタンダード」なホールが出来る所迄日本の音楽文化は向上していないから上述のロンドンのようなホールは当分期待出来ない。

60年近く日本中を歩いてコンサートして来た僕の " シロートなりの理想的コンサートホール論 " を次回に述べる。