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Jin's Diary&Essey

  #837
報道の功罪
Date: 2015/10/18(Sun) 
 野球、ゴルフ、サッカー、テニス、バレー、バスケット・・・報道の頻度に従ってそのスポーツが盛んなのか、盛んだから頻度が高いのか分からない所が有る。   例えばラグビー・・・
つい最近迄こんなに新聞やTVの番組は多く無かった。それがワールドカップで日本が予選で3勝し「五郎丸」とかいう選手の話題を中心に報道されるようになると日本人がみんなラグビー好きのように扱われそれまで野球以外見向きもしなかった「にわかファン」が激増してグッズ迄飛ぶように売れる。もともとストイックな面の多いサッカーやラグビーなんかよりも「ナンデもアリ」のアメリカンフットボールのほうが点数も入るし攻撃陣と守備陣が居て、気ままに振る舞っている様子が手っ取り早く理解出来て親しみ易い。カーリングや卓球ももう少し育てようという意図が報道側にあれば理解者も増えるだろうに・・・

 と、ここまではいつもの前置き。

 とんでもない早朝にオーケストラ番組を見ると情けない気持がいつも浮かび上がる。
自分の会社が何10億円も注ぎ込んで育てているオーケストラなのだからもっと多くの人が見る事の出来る「いい時間」に放映すればファンも増えるだろうにまるで仕方無しのように ( 実際にそうなのだろう ) 真夜中や早朝にお義理のようにやるのは失礼だ。

 そんな中、さいきん珍しい番組を見つけた。ある民放で結構良い時間にコーラスをじっくりと聞かせようとしている。今迄決して無かった光景だ。一昔前にはNHKをはじめ地方でも幾つかのキーステーションに「放送合唱団」と云う物が存在していて僕なんかも駆け出しの頃「J.シュトラウス特集」の番組に出た記憶が有る。しかし、まことに残念な事にこの番組を観ていると企画して放映する側と同時に出演するアーティストのほうにも問題が有る。簡単なアレンジで短い歌を歌うのにいまどき会社員もあまり使わないような大きなバインダーを各自が捧げ持って食い入るようにそれを観ながら歌うので視聴するほうは取り残されたようになる。着ている物も「昔の貴族の召使い」のようなタキシードや女声は一昔前のフランス人形みたいな服で全員うつむいたまま歌う。この点だけでも「演歌」の皆さんの様子を研究してもらいたいと思う ( 彼等は聞く人を実に大切にする ) 。

 結局の所、オーケストラ番組もコーラス番組も主に作って放映する側のこの種の音楽に対する知識と認識に問題は発生する。日々の生活の中に「スポーツ番組」と同じウエイトで提供しようとする姿勢が有ればいまどきこのようなトンチンカンな番組は発生する筈が無い。ああ、あと200年かかるなぁ !