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Jin's Diary&Essey

  #809
ナニを から いかに まで
Date: 2015/04/18(Sat) 
 「訃報 (ふほう) 」を「けいほう」と読み間違えた若い女子アナウンサーがネットの上で何度もいじめられている。本人は2度と間違えないだろうからあまりいつまでもぐずぐず言うのは却って見苦しい。かつて男の新人アナウンサーがタモリの番組でその日のゲスト出演者を紹介する際に「最近ダンショクに成功された◎◎さん ! 」と大声で言った時には すわ、男色のタレントが来るのか ! とビックリしたけれども なんとそれは「断食」の事だった ? ! いい加減なアナウンサーが次々と現れるのでこれしきのことにもはや動じなくなっている。

 かつて、プロレスの中継の際におっそろしく早口で喋って話題になった F.I、ニュースステーションで K.H の後任に抜擢されたが、その常識欠如さ加減に色々と物議を醸しているらしい。もともとトークマシーンとしてのみアナウンサーと云う職業が評価されるようだが本来経験を積み、常識・見識が身に付いて来れば原稿を読むときでも自ずと人間味が表れるものだ ( 大相撲中継などで感じる事 ) 。野球放送などで言葉遣いの不完全な元選手の解説者に負けず劣らずいい加減な日本語を喋るのを聴くのも切ない。

 しかし、もっと気がかりなことがある。女性のアナウンサーに多く見られる事、それは声の色だ。前にもここに書いたが裏声と地声の使い分け。名歌手「美空ひばり」を想起してもらいたい。ドスの利いた地声で歌っていたかと思うとある高さのところからクルッと声がひっくり返ってさながらオベラ歌手の歌唱が展開される (カルメンとミカエラをひとりで演じているよう ) 。この両面あってこその「ひばり」の人気、偉大さだったに違いない。

 最近しばしば気がかりな事はフレーズの切れ目毎に⤴⤵…と激しく音程が動く事、おまけにそこのところが妙に間延びして引っ張る物だからまことに聞き苦しい ( 街頭でインタビュウされる若い女性の大半がそうだ ) 。本人の発明であるはずがないから、他人の話し方に影響されたのだろうし、学校教育で正しい・美しい話し方を指導されなかったに違いない。アナウンサーともなれば入社後の指導もあってか余り酷い例は見つけ難いがそれでももう少し美しい言葉を喋ってもらいたいと思う事は少なくない。

 さらにアクセントの混同 ( 厚い と 暑い と 熱い と 篤い ) の微妙な差異が使い分けられる人は、公営放送ステーションでさえも危なっかしい場合が多々あり、まして民放では殆どデタラメに近い。しかしこのような「読み間違い」等のハード面に気づくひとは多いけれども肝心の「話し方」に関しての心遣いは全くと言っていい程欠如している。

 ここにもハード先行、ソフト杜撰、という我が同胞の著しい弱点が見受けられるのだ。