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Jin's Diary&Essey

  #808
男声合唱曲集を編む
Date: 2015/04/12(Sun) 
 この欄をアップデートしなければと思っているうちに月が変わった。4月はそれでなくともいろいろしなければいけないことが重なって多忙なところにもって来て、なんと男声合唱曲集を企画する羽目になり目の回るような毎日になってしまった。

 4月8日は父の70回目の命日にあたるため、4月になるとすぐに墓参りに行き、8日には近所の総持寺に行ってお釈迦様に甘茶を差し上げた。このお釈迦様は小学生の頃このお寺の日曜学校に行っていたから恐らくその時に甘茶を差し上げた仏像と一緒に違いない…などと思いながら。

 ところで、昨年暮れの"ラジオ深夜便"で「男声合唱が上げ潮」と云うような話をしたのがきっかけとなって某出版社が僕の考えを反映する本を出してくれそうな気配を示してくれている。そもそも日本には男声合唱のための曲集は多く無い。かろうじて以前音友から出ていた秋山日出夫の6巻からなる名曲集とカワイの福永陽一郎・北村協一共編の3巻からなるグリークラブアルバムぐらいであとは高田作品や多田作品をマニアのために小出版社が出している…といった状況で、欧米のように「合唱と云えば先ず男声 ! 」と云うようなシチュエーションにはなっていない。

 それでは女声(主にママさん)や少年少女が席巻しているのかと云うとそうでもない。もともと日本のアマチュアコーラスは1800年代の終り頃から関西のミッションカレッジで始まって敗戦頃迄は男声が主流のように栄えていたのだ。1960年代の学園紛争が男声合唱の衰退(むしろ瓦解)を招いている間にママと子どもコーラスが目立っただけの事である。

 無伴奏を旨とする合唱は男声の独擅場なのだが、コンクールでの活躍のみが目立つ今のコーラスでは派手なピアノ伴奏付きの技巧を弄した曲が闊歩するようになって「純粋にハーモニーを味わおう」とする真のコーラス愛好者を遠ざけた感無きにしもあらず、の様相を呈していたのが残念だ。

どんな曲集を計画しているか今の段階では詳述する訳にはいかないけれども、やがてこの欄でも大々的に報告出来る日が来ることと思う。「必携・男声合唱レパートリー (仮題) 」がデビューする迄楽しみにしてお待ち頂きたい。