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Jin's Diary&Essey

  #805
今年の香川二期会
Date: 2015/03/26(Thu) 
 招かれてレッスンをさせてもらうようになって40年以上が過ぎた。もともと合唱の盛んな四国・高松市にあって特に優秀なメンバーと指導者に恵まれた国内有数な混声グループだった。何度かコンクールでも優勝し、四国代表となって全国大会にまで進んだこともあったが、それにのめり込む事無く正道を歩み続けていまや押しも押されもせぬ日本一の地歩を築き上げた。

 それと云うのも「藍川佳津樹」という稀に見る優れた指導者が居てキチッとした選曲と指導をしている事。メンバーの大半が30年以上在籍していてその " 歌いっぷり " が見事な事、メンバーの中に何人か音楽大学の出身者が居て藍川氏を助けて声を磨いてくれていること、そして年一度初夏に行われるコンサートでは満員の聴衆が「県民大ホール」の席を埋めて暖かい拍手を贈ってくれる事等々、申し分の無い環境の中で半世紀を築くことができた。

 僕のこのグループに於ける役割は、藍川氏とタッグを組んでオーソドックスにしてオーセンティックな歩みを保持する事。具体的にはヨーロッパの合唱の歴史の中で光り輝き続ける名曲・佳曲のみを取り上げて時には東京からオーケストラをチャーターしてバッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトはじめ教会合唱の粋を紹介し続ける事に心を砕いて来た。結果、彼等は流行り物のつまらない新曲などに心を奪われるような事は一度たりとなかった。

 今年のコンサートは、7月12日(日)のマチネーで最初が Mozartの「三位一体のミサ」K.167。次は1970年代の終り頃コロムビアレコードと一緒に企画開発し全国に愛唱された 混声合唱とピアノのための組曲「銀河鉄道999」、フィナーレはチャイコフスキーの「花のワルツ」、ドヴォルザーク「新世界」の第2楽章、リストのハンガリアンラプソディ2番、などを優れた編曲で女声・男声・混声で歌う予定にしている。

 今週末レッスンの予定だが、藍川さんがどんな風に磨きをかけてくれているか楽しみな所。