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Jin's Diary&Essey

  #789
年に数百回 !
Date: 2014/12/30(Tue) 
 何事か ? と訝しく思われたことと思う。

 家庭でお母さんが作る三度三度の食事の用意の回数。一年は365日なのだから1095回、オリンピックの年だったら1101回だろう…と言われると思うけれど、たまには朝昼兼用のブランチや外食、たまにはゆうべの温め直しと云う事もあるだろうと思い少なめに言っている。ところでTV番組ではレストランのメニューのような料理ばかりを紹介する。とんでもない話で本気にしていたら予算も腕も付いて行けない。番組を作る人はもう少し真面目に「保存食」や「豆腐料理」や「大衆魚の煮付け」や「炊き込みごはん」や「みそ汁のコツ」や「季節の野菜料理」などをベテランのお年寄りにじっくりと教えてもらうような番組の内容を思いつかないと若い主婦達が育たないだろうと門外漢としては気に懸かる。家庭のみそ汁の味は、一千回×◎年以上の反復によってこそ出来上がって行くものなのだから !

 妙な前振りでご免なさい。合唱やオケのレパートリー ( 自家薬籠中のもの ) の話をするつもりだった。

 演奏会のために曲目を考え、それを練習してステージにのせる事が当たり前と誰でも考えている。しかし一晩中初めて取り上げる新曲をびくびくしながらやられたのでは聞く方も落ちつかない「しんどいコンサート」になる。どれか一つでも弾き慣れた ( 歌い慣れた ) 曲を聴かせてくれたら聞く方も落ちつくし、やる方も前回よりも更に磨きをかけて自分の良い所を十分に発揮してみせられる。

 外国のプロオーケストラではそれが当たり前で、余裕綽々と演奏する曲と新規に取り上げて紹介したいものとのバランスを常に考えているように見える。日本でも歌舞伎などでは当たり前のことが音楽界では未だ浸透していないのが不思議。

 所で最近,それを実践してみせる声楽アンサンブルが現れた。「 たかまきやすし & 東京ベルズ 」という10人くらいのグループで古典のファーマー、ジャヌカン、イザークから近代のサン・サーンス、エルガー、さらにこのグループのリーダー高牧 康が作った新曲迄実に広いメニューを上手に気持良く聞かせる。それもその筈、彼等は毎週のように全国各地でこれらレパートリーによるコンサートを開いている。ジャヌカンの鳥のうたなどは僕も10回以上聞いているけれどその都度新鮮で飽きる事なしに楽しんでいる。

 新しいポリシーを備えた、日本では他に例の無い声楽アンサンブルを是非一度何処かで聞く事をお薦めする。CDもリリースされたようだ ( DISC CLASSICA 雅歌 ( MIYABIKA )  この先の進化を固唾をのんで見守っている所だ。