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Jin's Diary&Essey

  #787
口パク・カンペ
Date: 2014/12/11(Thu) 
 ごく最近、歌謡曲のTV番組で口パク ( 本人のCDに合わせてカメラの前で口をパクパクさせて歌っているふりをする ) が問題となっている。今に始まった事ではなく,激しく踊りながら笑顔を切らす事無く歌っている様子を見ると「ああ、口パクだね ! 」と観る人はとっくに承知している、という困った現象。

 僕も50年以上前、あらかじめ自分が演奏したオーケストラの映像に合わせて後から音だけを入れる…という番組 ( 詩の朗読のバックに流れる演奏 ) を何回かやらされ遂に辞退した苦い経験がある ( ビデオテープが今よりもうんと高価だった時代 ! ) 。
しかし、スポーツ大会の開会式の演奏では野外のオーケストラ演奏は強風や降雨など天候次第ではとても困難という虞れもあり予め録音しておいて当日は水に濡れたり埃まみれになっても余り問題ない楽器を手に指揮者と共に口パクならぬ「演奏したふり」をする…と云う話を聞かない事も無い。

 同じように気がかりな現象がある。この欄にも何回か触れたが「カンペ ( カンニングペーパー ) 」の問題。
TVカメラの脇にカンペを掲げさせ、カメラ目線のふりをして喋っているあれのこと。
酷い出演者になるとごく短い番組タイトルですらカンペを見ながら言うのを見ていると情けないような、いやーな気持になる。出演する人間はもっともっと努力してセリフを暗記すべき、と思う。またそれを要求したり黙視したりするディレクターもいい加減な人間のように思えてくる。
このように視聴者を虚仮にするような行為は罰せられてしかるべきだしやがて誰も見て呉れなくなるに違いない。

 しかしこれだけは見たくなくても見ないわけにはいかないカンペ横行のTVがある。「選挙の政見放送」だ。
候補者諸君、おやめなさい ! 誠実さと信念を心から訴えたいのであるならば しっかりと暗記してこちらを真っすぐに見て喋りなさい。どうしても細かい数字などを正確に伝えたい場合だけ原稿を用意しその時のみ目を落とし再びこちらを凝視して話しなさい。
 
 暗記している「ふり」などしてTVで喋っても選挙民の信頼は得られませんよ ! !