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Jin's Diary&Essey

  #751
やっぱり「心のごはん」
Date: 2014/07/28(Mon) 
ここにも何度か述べているので「またか!」の話で恐縮。

コンクールの審査を命ぜられて行くことがある。
ステージではいたいけな少年少女がおそらく何百回も歌い込んだのであろう「難しい音楽を」これ以上巧く歌えない程の迫力で次から次と客席に向かって投げかけてくる。コンクールにはたいてい「課題曲」と「自由曲」があって(TBSこども音楽コンクールは随意曲のみで参加)はじめに課題、つづけて気に入って選びしっかり歌い込んで来た「自由曲」の披露に及ぶ。

それを聞いていて課題曲に「違和感」を覚えることが屡々有る。もともと主催者から「へんてこりんでこ難しい」新作が与えられることが多いから気に入って歌っている訳など無く「仕方なしに」テレビかなにかで聞かされた「模範演奏?!」そっくりに歌おうとしているが、聞いていて目の前の譜面でどうしてこのような表現を思いついたのだろう?!と不思議に思うことが良く有るけれど
続いて披露される自由曲を聞いて「ははぁーん、なるほど…」となる。

気に入って選び、しっかり歌い込んで来た「自由曲」なのだから、それこそ自分達の長所を余す所無く表現して伸びやかである。その「気に入って選びしっかり歌い込んで来た自由曲」の味わいがそれに先立って歌った「課題曲」にそっくり伝染してしまっていることが分かった途端に課題曲のニュアンスがあんな風に一風変わっていたのかを理解する.

か程さように、たかが音楽とは言え,気に入った音楽の持っている強烈な持ち味がすっかり滲み込んで「あまり気に入っていない音楽をそつなく軽ーく流した」つもりがすっかり「お得意の歌の味」ががっちりと入り込んでいる。

「好き嫌いはダメ!!」とかいって「慎重に選び食べ」させ、やがて均整の取れた体質と体格とそれに包まれた「まろやかな」人格を期待し信じる毎日三度のごはん・・・大切だと感じて無い人など絶対に居ない。

その中の何人かでも良い「音楽は心のごはん」だと思って「慎重に選び食べ」てくれないかなぁと思っている僕の一生・・・