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Jin's Diary&Essey

  #736
聴き入る,聞き流す
Date: 2014/04/03(Thu) 
光陰矢の如し・・・年の四分の一が過ぎた。

世の中変わらず "音楽ブーム" とやら,人々はそこら中でやたらに歌ったり聞いたり踊ったりしている。
テレビは日がな一日,音楽が鳴りっぱなし,電車の中でも街でもヘッドホーンの男女。どんなものを聞いているのだろう ?
受験生の " ながら勉強 " ならいざ知らず,まさかBGMもどきのチャカチャカした意味も無い音響に大切な鼓膜やその奥のほうにある脳みそを疲れさせているのでなければいいのだけれど・・・。

子どもの頃は戦争まっただ中だったので軍歌と勇ましい行進曲しか無く,僕の兄に聞くと,大好きなベートーヴェンやモーツァルトやラヴェルなどのレコードを聴くときは押し入れの中で布団を頭から被って小さい音で聞き,近所から「敵性音楽 ! 」などと不条理な批判をされないよう一苦労だったらしい。

先日終った朝の連続ドラマをたまに観ていると,僕の子どもの頃の生活そっくりで「なんとザラついた環境 ! 」と思った。次から次に工夫しておいしそうな食べ物を作り出して家族や近所の人達を喜ばせるのがテーマだとしても,もう少しだけ軍歌と勇ましい行進曲を効果的に使ってみたらあの時代がもっとクッキリと浮かび上がったに違いないと思いながら観ていた。

三つ子の魂・・・とやら,三歳頃迄に脳みそに刻み込まれた聴覚はその人の一生に大きな影響を与えると云われる。たしかに小さい時にキチンとした「音楽」を経験して育った人は大人になってから慌てて知識を詰め込もうとしたりコンサートのロビーなどで知ったかぶりして本質から外れたゴシップを吹聴をする ( 評論家の真似らしい ) ことなどしなくて済むのだろう。

   相手を一目で観察するには一緒にコンサートに行ってみれば容易に分かる ! と僕は確信している。

「音楽は心のごはん」なのだから,どんなものを選び摂取するかで心が育まれて行く様子が大いに異なる。

耳に胼胝…で恐縮・・・