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Jin's Diary&Essey

  #723
カノンの奥深さ
Date: 2014/01/08(Wed) 
ゆっくりと過ごしたお正月休みも " 七草粥 " を頂いて終わりました。
仕事始めは3月の教育音楽学会第14回ワークショップのテキスト作成・・・基調講演の原稿、カノンの曲選びその他…。

カノンはパーセル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンその他多くの作曲家が遺していますがこれら大家の作品には理屈っぽいものやしかつめらしいものが少なくなく、ハウプトマンや作者不詳の民謡風のものにかえって歌って楽しいものが多いのは面白い現象です。
決して「一流作家でない人」・・・などと云うつもりはありませんが実際に大衆を目の前にして(必要に迫られて)とっさに作ったものに割合に傑作が多く、大家が机の上で苦しんでひねり出したようなものが人々に浸透しにくい、という「真理の一面」がここにもあるように思えます。
例外は J . ハイドンの ミサ9番 「深き悲しみのミサ(別名 ネルソンミサ)」の Credo が S.T.とB.A.の2グループに分かれた5度のカノンで書かれているもの、この曲は学会、第1回ワークショップの修了曲にも選んでいますがなかなかの味わいです。

と、いうわけで今回も海外で発掘した夥しいカノン集の中からテキストとして相応しいものを苦心しながらチョイスしています。

月末はTBSこども音楽コンクールの日本一を決める「文部科学大臣奨励賞」の審査会。すぐれた演奏が全国から集まってくる。

2月は「香川二期会夏のコンサート」のための稽古、曲はバッハのマニフィカートその他、ここのコーラスは曲目に必ず古典の名曲を頭に取り上げる。ややもすると情緒的な流行の曲ばかりを歌う日本の多くの合唱団の中にあって、正調の音楽に取り組みキチンと知性を磨こうとする賢明さが僕を40年以上に亘って高松詣でをさせる源泉になっています。

3月はじめは「火曜会」、福岡で活躍する指揮者,声楽家、ピアニスト、教育家…色々な音楽家が年に何回か集まって音楽全般を学び深める、音楽大学時代になかなか行き着けなかった奥義(極意)を探るいたって真剣な勉強会。ここに伺うときは相当前からの準備、予習が必要です。

3月21日はいよいよワークショップ、気を抜く暇の無い一年がこうして過ぎて行きます。