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Jin's Diary&Essey

  #719
テレビ って・・・
Date: 2013/12/27(Fri) 
そんなに「嘘」で塗り固めないと成立しないのだろうか?
「ほこ・たて」の話題が未だ終らない。あんなに偽りの仕掛けをして迄制作者は何を伝えたかったのか?

視聴者に何を伝えるかではなく「いかに視聴率を稼ぐか」それによって番組が高く売れTV会社が潤い上司の覚えもめでたく破格の報酬も得られる…書いていて情けなくなる構造だがこれは周知の事実、「腐敗」とはこういうことを言う。大学を出る昭和30年代「華の民放・・」とやら、音楽大学でも優秀な卒業生は民間のTV局に就職して行ったものだ。

1975年、ある番組のレギュラー出演者の一人として毎週通ったことがある。週一度30分の番組のために1日目は下打合せ、次の1日は出来上がった台本を見ながらの更に細かい打合せ、そして収録当日は朝からスタジオに入って念入りのリハーサルに次ぐリハーサル、いよいよ本番になってもアシスタントのディレクター(AD)が目の前に居て遥か彼方の調整室に居るディレクターの指示を受けてはいちいち出演者に対して身振り手振りで視線(業界ではメセン ! )がどうのこうの、立ち位置が数センチずれている、などとこき使う。

普段一人っきりで仕事している指揮者としては「ああせい、こうせい」がまこと煩わしかったものだ。幸い(というか不幸にして)この番組は1クール(3ヶ月=12回ほど)で終ったのでホッとしたがあのように意図的に作り固めなければならないTV番組とは、まあなんと面倒くさいものかと思った。

最近はこれに加えて「カンペ=盗み見するための指示」が異常に発達したとかで出演者の殆どはADの掲げるカンペに従っているに違いない。几帳面な日本人がいい番組を作ろうとするあまりにこれらの「段取り」をやり過ぎる程やる、その気持は充分推量する。けれどもその結果「作り過ぎて嘘だらけの」番組となったのでは笑うに笑えない。

それよりもっと困ること・・それはこれらの内情を家のテレビでみている視聴者が「とっくの昔に」承知の上で観ていること。なんのことはない一億総出で偽物の世界にドップリと浸かってしまっていること・・・ ! !