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Jin's Diary&Essey

  #712
前回の続き
Date: 2013/10/11(Fri) 
  15~6世紀の合唱音楽のエポックは 「パレストリーナ」 と言う所迄前回は述べた.

この時代、世俗の合唱曲も又大きく発展した.フロットーラ・マドリガル・多声シャンソン・キャッチ・グリー等がそれ.

バロック期になると、器楽様式、劇様式の発達と共に合唱も発展する.オペラ・カンタータ・オラトリオ・受難楽などがそれ.
特筆すべきは、プロテスタント各派の教会ではおのおのが独自の発展を見せたこと(コラール).
ヘンデル、バッハの重要な貢献には常に目配りと研究を欠かすことは出来ない.

古典派・ロマン派の時代になると、合唱音楽は器楽に一歩譲る形勢に見える.あれほど華やかに咲き誇った教会音楽ですら演奏会の場を考慮して作られる時代を迎える.音楽が必要とされ作曲を促すシチュエーションの変化が器楽に大きな場を与えるようになり、聴衆も又大きなコンサートホールで専門家の演奏する壮大な規模の器楽を「鑑賞」することが音楽とのかかわり合いの少なからぬスタイルに変化して行く.

しかしそんな中19世紀に中流市民層によるアマチュア合唱の隆盛がドイツ、フランスで興っている.この時代の著名な音楽家(シューマン、ブラームス、メンデルスゾーン、フランスではベルリオーズ等多数)も彼等の組織のために力を注ぎ、曲を提供し、シューマンなどは自らリーダーターフェルというアマチュア男声コーラスで指揮もしていたと聞く.

  この辺り、仔細に調べて合唱の来た道、行く道を熟慮しなければならない.


  「大切な助言」
    皆川達夫著「合唱音楽の歴史(全音刊)」という名著がある.歌う者、指導する者、さらに連盟のように
    組織を運営しようとする人間必読の名著である、未だの方は大至急熟読されることをお薦めする.
    これから読む人は、本の終りから遡って読むと良い…(歴史がよく分かるから)