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Jin's Diary&Essey

  #711
歴史を繙く
Date: 2013/10/10(Thu) 
  χορσς … choros … コロス(古典ギリシャ語) 古代ギリシャ劇における合唱隊のこと

観客の鑑賞の助けとなるように、進行する劇の要約・背景・注釈などをを伝え、さらに観ている人々がその劇にどのように反応するのが理想であるかを教える役割まで担っていたという.(具体的には主にユニゾンで歌いつつ舞ったという)

始めの頃、悲劇は一人の俳優によって演じられ.コロスは上記のように重要な役割を担っていたが時代と共にその役割も少しずつ変わって行った.しかし、いずれにしてもあの大きくて広い野外の円形劇場で演じられる劇を説明したり鑑賞の助けをする者が必要であったことには変わりがない.また舞台の奥にぐるっと囲むように配置されていたことから、のちにはその場所を指してコロスと言うようになったと.

そもそもの発生はギリシャ悲劇の中のディテュランボスおよび tragikon drama からと言われて居り、やがて時代と共に一人の俳優から複数の俳優に変わって行き、その都度役割は少しずつ変わって行ったものと思われる.

さて、このコロスに由来して集団で歌うこと、またその曲を指して「合唱 (chorus)」と言うようになったことはご存知の通り.
キリスト教古代から中世にかけて、典礼の際にコルスと呼ばれる歌う集団がソリスト共に存在し、ユニゾンで歌った.

14世紀頃になると教会でも又世俗にあっても多声楽曲が多く現れるようになり、ブルゴーニュ楽派、フランドル楽派などによって今日の概念での「合唱」のスタイルが次第に確かなものとなって行きその頂点はパレストリーナと言われる.

この先は次回に・・・