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Jin's Diary&Essey

  #707
山本栄蔵(文孝)さん
Date: 2013/09/20(Fri) 
それって誰 ? と言われるだろう.雅号は大愚.1758(宝暦8年)越後の生まれ、1831(天保1年)没.お墓は長岡市の隆泉寺にある.
七人兄弟の総領、18歳の時出家している.

岡山・円通寺の国仙和尚に師事したのち諸国を遍歴.50歳近くになって越後に戻りあちこちの寺に身を寄せ、死ぬ3年前には木村元右衛門邸に住む等生涯寺を持つ事は無かった.

      そう<良寛>様です.

江戸時代後期、曹洞宗の僧、書家であり歌人であり詩人でもあった.こ難しい「説法」などでなく、簡素な言葉や自らの質素な暮らしを示して仏法を説いたと言われる.子どもとかくれんぼしたり毬をついたり一緒に遊んだエピソードは多くの人の知る所だ.

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先日、昭和生まれのおじさんが何人か集まって、茶飲み話に「尊敬する人物」みたいな話題になった.
口々に、宇宙飛行士の◎◎だとかプロ野球監督の××だとか言うのを聞いて昭和生まれも随分若い世代に移って来たな…と思っていた.最後に僕にお鉢が回って来たので「ボクはリョウカン様 ! 」と言った途端に座がしらけた.恐らく皆は僕が音楽家の名前でも言うのだろう、と予想していたのか.

敗戦直後の日曜学校で毎週のように良寛様の話を聞かされていたのですっかり沁み込んでしまっている.
寂聴の「手鞠」を読んだり、矢代静一の戯曲を毬谷友子が演じるのを観るまでもなく「良寛」は僕の血肉となっている.