[トップ] [検索] [管理用]
Jin's Diary&Essey

  #706
2020 ! ?
Date: 2013/09/08(Sun) 
#705に「文化」についての小論・愚論を少々述べた.

折から2020の東京オリンピックが決まり、これから数年間スポーツをめぐって報道メディアを先頭にお祭り騒ぎが始まるかと思うといささか憂鬱.

  一昔前、レクリエーションの推進団体に引っぱり込まれ、そこで音楽を通した文化行動を実践した時期がある.その時の僕のキャッチフレーズは 「スポーツも文化の一部 ! ! 」だった.何せ、理事諸侯はじめ関係者のあらかたはスポーツ畑の人なので音楽とは開会式と閉会式のファンファーレ程度の認識しか無く、レクリエーションに集った何千人もの若者達に「易しくて美しくて品格がある歌を歌わせよう」という僕の提案が理解されるのはまことに困難であった.

主催者と半ばけんか腰のように迄なって武道館に集った2万人の青年達に簡単な輪唱を1,2分で覚えてもらってゴーン…とハーモニーが響き渡った時来賓で時の首相佐藤栄作氏が涙を流して「音楽にこれほど魂を揺さぶられた事は今迄無かった ! 何度でも聞きたい」と祝辞で言われ「音楽が人の心に沁み込む」事が大勢のスポーツ関係者に伝わった.

    「真理を求めて進歩・向上を図る、精神的活動・・・文化」と前回述べた.だとすれば
    「真理を求めて進歩・向上を図る、身体的活動もまた文化」だ、と言っていい.

オリンピックが文化、と言っても異議を唱える人は居るまい.2020に向かって「報道メディアを先頭に」どうか文化の香り豊かに振る舞って頂きたい.徒に"弱肉強食"だけをクローズアップして後世の人々から失笑を買うような事はしないでもらいたい.

とは言いつつ、音楽の市民活動を見ると合唱も吹奏楽もコンクールを頂点に展開されている.特にA新聞社はこの弱肉強食がお好みらしく、あの「ほほえましい主婦達の歌遊び」さえもいまやコンクール漬けにしてしまい、マヨネーズ会社と結託して「目の色変えて難曲と派手な衣装をこれみよがしに」競い合う見にくい競争の場にしてしまった.A新聞よ、少しはTBSの「こども音楽コンクール」の楽しくて正しいポリシーを見倣ったらどうか.

「真理を求めて進歩・向上を図る、人間の活動」がいつの世でも一番大切…と云う事を忘れないで音楽もスポーツもおおいに発展して行ったらいいな、と祈る気持である.