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Jin's Diary&Essey

  #704
口語訳を読む
Date: 2013/08/19(Mon) 
このほど「玉音放送」を2種類の現代語訳で読む機会があった.

長い間「朕深ク世界ノ大勢ト…………堪ヘ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ……」の原文を暗記するほど読んで理解していたつもりだった.ところがこの二つの現代語訳を読んでみていささか愕然とした.中でも終り4行のあたり「国を思い国民を思う気持」の所が口語訳で読むと今迄に無く強烈に伝わってくる、分かっていたつもりだけにかなりショックだった.

文語は得意の分野で高校時代「国語乙(古文)」の成績は学年一番を他に譲った事は無かった.そんな訳で"終戦詔勅"も隅から隅迄
分かっていた筈だった・・・

と、ここまでは前置き.

例の香川二期会で、来年のメインに久しぶりに「バッハのマニフィカート」を取り上げる事にした.
ラテン語なので歌う人達の助けになるように、と聖書の「ルカ伝」から該当する部分を抜き出して送るつもりにしていた.
その矢先、上記の現代語訳を読んだ.「これはいかん!もっと分かり易い文章を示さなければ」と痛感した.

早速口語訳のルカ伝を何種類か読んでみた.それぞれ少しずつ違いはあるものの今迄のように読み慣れた文語調のものとは違った迫力を感じた.

熟慮の末、最新訳の和英対照の新約聖書(日本聖書協会刊・2004年)の中のルカ伝から「マリアの賛歌」を合唱団に示す事とした.

彼等の理解にどのような利点を齎すのか、愉しみに待っている.